8月の月例整体勉強会を終えて
坐骨とASISの位置関係
坐骨は上のイラストの「外旋」と記してある場所になります。
椅子に腰かける時に座面にあたる骨が坐骨です。
「内旋」と記してある骨はいわゆる腰骨(ASIS)になります。
坐骨は背中側、腰骨はお腹側になりますので、坐骨が開くと腰骨は閉じ、腰骨が開くと坐骨は閉じます。
開いた坐骨側のお尻の筋肉は過緊張を起こし硬くなります。
硬くなりすぎるか慢性化すると坐骨神経痛や脚のつっぱりの一因になります。
骨盤の歪み方は、今回のような開閉の他に上下と前傾・後傾の歪みもあります。
合わせて仙骨(せんこつ)や尾骨(びこつ)の歪みも分かるようになりますと施術の引き出しは増えるでしょう。
蝶形骨ー頬骨 相関
上のイラストの水色に着色してある骨はこめかみと頬骨です。
こめかみの歪み調整は難易度高めです。
頬骨からこめかみの歪み調整を行う事で幾分かは簡単になります。
無闇矢鱈にこめかみを弄ってトラブったら後処理が大変です。
頬骨はまた、骨盤とも相関関係にあるので一石二鳥です。
前腕(ぜんわん)を正す
上のイラストは、左の肘から手首で手のひら側です。
2つの細長い骨のバランスが頭に影響します。
また、肘側と手首側とでは歪み方に差異があります。
概ね腕の使い方の癖から慢性的に歪みが固着化して全身に波及しますので、腕の調整ができますと頭や骨盤なども整いやすくなります。
施術してもいまいち決まらないのは、腕の歪みの見落としかもしれませんよ。
まとめ
2名の参加者さんで賑わいました。
次回は、9月18日(日)、2時00分〜5時00分です。
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