骨太
- 手首が大きい人を見て、骨太(ほねぶと)という
表現をされる方もいらっしゃるでしょうか。手首の周囲径が大きい = 骨太
実際、そうなのでしょうか?骨太の方は、骨が太いのではなくて
骨の位置が悪い場合があります。整体施術後は、手首や足首、骨盤周りが締まりますので
骨太ではなくなります。実際は、手足が浮腫んでいる状態で、リンパ液などの
体液の流れが悪いために見掛け上太く見えているのでしょう。元々骨が太いのでしたら、整体施術後に手足が
サイズダウンする事はあり得ません。しかし、サイズの変わらない人なんていません。
何かしら、変化が表れますよ。手首・足首・くびれ・首、“クビ”と名のつくところは、
締まっている方が良いです。
締まりのない“クビ”は、締まりのない体型をもたらします。手首の締まりが悪いのは、橈骨と尺骨の位置関係が悪いのです。
足首の締まりが悪いのは、脛骨(けいこつ)と腓骨(ひこつ)の
位置関係が悪いのです。手足の骨を見てみましょう。
下のイラストは、右手を甲側から見たものです。
緑色に着色してある骨は、尺骨です。
隣に寄り添う骨は、橈骨です。下のイラストは、右足を外側から見たものです。
緑色に着色してある骨は、脛骨(けいこつ)というすねの骨です。手首と足首はリンクしています。
手の変化は足の変化に表れます。
逆に足に変化は手の変化に表れます。足の甲が高い場合は、手の甲を締めると
足の甲が低くなります。捻挫で、足の甲が高くなったり、骨の位置が狂っている場合も
手の甲の骨の位置を調整して足を間接的に調整する事もあります。運動不足による慢性的な筋力低下が原因で、
締まりのない骨盤をしている方もいます。歪みやねじれによる骨盤の傾きは調整可能ですが、
持続させるためには、簡単なトレーニングなどの
自己努力も少しは必要でしょう。