眉間
- 顔の違和感、顔の痛み、目の周りの違和感、鼻の通り・・・。
この様な、症状の場合、顔の骨の位置を調べますと
眉間がゆがんでいることがあります。
眉間のゆがみ自体は珍しくはないですが、程度によっては、
上記の様な症状で悩まされる場合もちらほらあります。眉間のゆがみ?
眉間てゆがむの?
実際は、眉間を診る整体師が非常に少ないだけで、
眉間のゆがみ自体は多々あります。
耳鼻科のドクターでも鼻の中身は調べても
鼻骨周囲の骨の位置は検査しないでしょう。眉間は、文字通り眉の間ですが、具体的には
おでこの骨である前頭骨(※1)の前面中央最下端になります。眉間の直下には、鼻骨とその後ろに上顎骨(※2)があります。
前頭骨・鼻骨・上顎骨、この3つが合わさるところが、
眉間になります。
眉間の調整は、これらの骨の調整で可能になります。鼻のゆがみなども、眉間の調整を含みます。
眉間のゆがみのひとつは、回旋です。
回旋は、眉間を左右に分けて考えた時に、
眉間の右側が前方に出ている。
左側が右側に対して後方に凹んでいる状態です。
これは、眉間の左回旋です。
右回旋はこの逆になります。上下のゆがみ。
これは、おでこの骨と鼻骨のつなぎ目の横のライン、
または、おでこの骨と上顎の最上端のつなぎ目の横のライン、
これらを左右に分けて考えた時に高さが異なるものです。例えば、下のイラストの緑色で囲ってある部分、
これは、おでこの骨と鼻骨の骨の接合部ですが、
右側の接合部が左側の接合部に対して上にある、または、
下にあるなどを触診します。指先で軽く触れると溝を感じることが出来ます。
その溝が接合部分、前頭鼻骨縫合(緑色)です。
縫合は、頭蓋骨で言う骨と骨のつなぎ目のことです。
赤色の四角のところは、前頭骨と上顎骨の接合部です。
前頭上顎縫合(赤色)です。
眉間の調整法は、指先で直接眉間に触れて矯正する方法と
矯正の前後で眉間の骨の位置がどう変化したかを
間接的に指先を刺激して矯正する方法があります。
いずれにしても、
診る必要があります。目や顔の違和感と痛み、鼻の通り具合など、
顔の神経や感覚に関わるこれらの症状は、治まる事があります。※1 前頭骨については、こちらをご覧ください。
※2 上顎骨(じょうがくこつ)
上あごの骨。