おでこのゆがみ
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おでこのゆがみは片側が凹むか出っ張るか
または、上下・左右にゆがむなどです。
下のイラストは、おでこの骨である前頭骨(ぜんとうこつ)を
緑色に着色してあるものです。
おでこを調べますと色々と形が複雑になってゆがんでいるのが
分かります。
下のイラストは、おでこの右側が凹んで左側が出っ張っている
ゆがみを表したものです。
凹んでいる右側は触れると平らに感じ、
出っ張っている左側は触れると固く感じます。上下のゆがみを足すと下のイラストのようになります。
右側のおでこが凹みつつさらに下方(足元方向)に
下がったものです。
出っ張っている左側は右側のおでこに比べて上方(頭頂方向)に
上がっています。さらにおでこを上側・真ん中・下側に分けて診てみましょう。
上側・真ん中・下側と3分割しますと左右で6分割になります。
出っ張っている所は、上側の右側と真ん中と下側の左側です。
凹んでいる場所は、上側の左側と真ん中と下側の右側です。
これらのゆがみに2つ上のイラストで示した上下のゆがみを
合わせますとかなり複雑なおでこのゆがみを捉える事になります。
実際はさらに分割して診ることもあります。
頭を真上(天井から見下ろす)から見たときに
菱形にゆがんでいる方が多いです。
顔を前側、後頭部を後ろ側としますと、
眉間を中心としておでこの右半分が後ろ側へ、
左半分が前側へ、この場合は前頭骨の右回旋といいます。
逆の場合は左回旋です。
頭は立体ですからゆがみやねじれは三次元的に生じます。
右半分が後ろ側へ、左半分が前側へというのは2次元の話で、
顔を正面から診て例えば生え際の高さが違う、
眉の高さが違う、などというのはおでこの上下のゆがみになります。
前後のゆがみと上下のゆがみを捉える必要があります。
おでこのゆがみと関わりがあり、おでこを整えますと
それらが改善していきます。
歩行でふらつく、集中力が続かない、頭の前が重い、
目が開きにくく目線を上に上げにくい、瞼が下がってくる、
などもおでこのゆがみに起因します。