五十肩
- 五十肩は、腕が上がらなくなる症状です。
整形外科に行ってレントゲンを撮っても殆ど異常なしで、
湿布か痛み止めの注射をしてくれるのが関の山です。他に術を知らない方は、痛みが引くまで長い方で
2年以上も整骨院やマッサージなどに通院される方も
少なくありません。肩の腱鞘炎のページで挙げている特徴は共通しますが、
もう少し詰めて診ますと、頭蓋骨顔面骨、頚椎と歯の位置、
腕のねじれ、踵の収まり具合を調べる必要があります。これらは、整形外科や保険の効く整骨院では診てくれる所は、
皆無です。
整体院で骨の位置をきちんと触診検査して調べてくれる
術者の方にお願いするしかありません。頭蓋骨顔面骨と踵の骨の位置の確認は、
五十肩に限らずどの症状においても調整して正すべきですが、
それに加えて頚椎と歯の位置の確認は必要です。肩に関係の深い歯の位置は、主に5番歯と6番歯です。
歯を見てみましょう。上のイラストで言いますと、
5番歯は、第2小臼歯です。
6番歯は、第1大臼歯です。5番歯と6番歯の左右の歯の傾き具合、バランスによって
腕の上げ具合が影響を受けます。整体院での歯の確認は、歯科医師みたいに口を開けて頂いて
診ることは出来ませんし、直接歯を触ることもありません。
顎の外から触れて位置と傾きを確認する程度です。首の骨である頚椎の収まり方も腕の上がり具合に影響します。
五十肩の方の頚椎は、特に第五頚椎・第六頚椎がゆがんでいます。
頚椎にゆがみがありますと、腕を上げるときに引っかかります。
頚椎を調整することで肩が楽になります。手の指、特に小指側の骨の収まり具合も肩に影響します。
真っ直ぐ綺麗な指の方は、身体も元気です。
小指のねじれを正しますと肩が上がりやすくなります。事故や外傷などの後遺症は除きますが、
肩が原因で五十肩になることは殆どありません。