坐骨神経痛
坐骨神経痛の原因と治療
坐骨神経痛は腰とお尻から足へ向かう神経痛です。
症状の程度により歩行障害に至りますので早めに治しましょう。
坐骨神経痛の原因
生活習慣、腰の使い過ぎ、腰椎椎間板ヘルニアなどがあります。
生活習慣によるもの
主に腰と骨盤を捻る使い方を無意識にしている方です。
身体の正面にテレビがない
テレビを見る時は身体の正面にテレビ画面がくるようしましょう。
間取り的に難しい場合は奇数日と偶数日でテーブルの反対側に交互に座るなど工夫しましょう。
話し相手がいつも体側に居る
上記のテレビを見るときの理屈と同じです。
時々は座る位置を変える事で身体のバランスが偏らないようにしましょう。
片側重心で座る事が多い
柔らかめのソファーなど決まった場所に座ることが多い場合は片側重心になりやすく骨盤から歪みが生じます。
時々は座る場所を変える事も大切です。
腰を酷使する
立ち仕事や単調な作業を繰り返す事で腰と骨盤の骨や筋肉を中心にねじれが生じて坐骨神経痛に発展します。
定期的な身体のメンテナンスが必要ですので整体を利用しましょう。
腰椎椎間板ヘルニア・腰部脊柱管狭窄症など
腰椎椎間板ヘルニア・腰部脊柱管狭窄症・腰椎分離すべり症・腰椎変性すべり症などで坐骨神経痛が起こります。
稀に腰椎(ようつい)や骨盤内の腫瘍や癌組織(直腸癌・膀胱癌)による神経への圧迫も原因になりますので病院での検査が必要な場合もあります。
病院で腰椎椎間板ヘルニア・腰部脊柱管狭窄症・腰椎分離すべり症と診断された方でも整体施術は可能です。
また、病院のリハビリと合わせて受けて頂けます。
坐骨神経痛の身体の特徴
下のイラストは、お尻を後ろから見たもので水色に着色してある神経が坐骨神経です。
お尻の筋肉の中を通って脚の筋肉を支配しています。
お尻の筋肉が硬い
下のイラストは、お尻を後ろから見たもので水色に着色してある筋肉は大臀筋(だいでんきん)の深層の筋肉で股を開く(外旋)作用があります。(黄円)
坐骨神経痛の方は水色の筋肉が硬く太腿の裏側にかけて突っ張ります。
太腿とふくらはぎの筋肉が硬い
下のイラストは、お尻と脚を後ろから見たもので水色に着色してある筋肉はハムストリング(太腿の裏)とふくらはぎです。
ハムストリングの筋肉が主に内側にねじれて硬くなっている事が特徴で触れるとコリコリしています。
ふくらはぎの筋肉は主に外側にねじれる事でくるぶしまでつっぱりを感じます。
腰椎(ようつい)の配列が不整列
下のイラストは、お尻を後ろから見たもので水色に着色してある骨は腰椎と言う腰の背骨です。
坐骨神経痛の方は上記の筋肉のねじれと合わせて腰椎の配列が不整列で腰の安定性が低いです。
当院ではこれらの筋肉の左右アンバランと腰椎の不整列を取り除き症状を緩和しています。
極端なマッサージは新たに筋肉が癖付き悪化しますので控えましょう。
まとめ
- 腰椎椎間板ヘルニア・腰部脊柱管狭窄症・骨盤内の腫瘍による神経の圧迫も稀にあるので病院で検査を受ける事も必要である。
- きっかけは生活習慣や軽作業での酷使などで原因はそれに伴うお尻や脚の筋肉のねじれと腰椎の不整列である。
- 極端なマッサージは悪化する可能性があるので控える。