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側頭部痛

側頭部痛の原因と治し方

頭痛の時に頭を触ると何となく左右の形が違う事があります。
それは頭の歪みによる頭痛です。

側頭部痛の原因

下のイラストの水色に着色してある骨が側頭骨で左右に一つずつ独立してある有対性の骨です。
側頭部痛は左右の側頭骨のアンバランスが原因で起こりこれを整体施術で解消しますと治ります。

側頭部のチェック箇所

当院では下のイラストの赤丸印の左右差をチェックし歪みを正します。

  1. 耳の上斜め前
  2. 耳の前
  3. 耳の後ろ
  4. 耳たぶの後ろ
  5. 耳たぶの下の凹み
  6. 頬骨の後ろ
  7. 耳の穴

上記7箇所の左右差を無くす事が側頭部痛を治す上で重要です。

1、耳の上斜め前

頭のハチに近いところで頭頂部やこめかみの歪みと合わせて痛くなります。

下のイラストは右耳の上斜め前部分が左耳の同部位より前方(お腹側)に歪んだ場合の例で黒矢印は歪み方向です。

側頭骨が耳穴を中心に前転しますと頭頂部(ハチ)も前方に歪みます。
こめかみは下方(足元方向)に下がり目の高さなどが変わります。
こめかみの歪みの大きさは痛みの強さと比例し歪みが大きくなるほど側頭部痛と合わせて片頭痛になります。

2、耳の前

耳の前の左右差(歪み)は、鼓膜の閉塞感、めまい、吐き気、耳鳴り、難聴を伴うメニエール病の原因です。

下のイラストの黒矢印は歪み方向を表しています。
左耳の同部位が黒矢印と逆方向に歪む事で赤丸円の左右差が生じ耳内部(内耳・中耳・外耳)が圧迫を受けて平衡感覚が乱れます。

3、耳の後ろ

耳の後ろの左右差(歪み)は同部位の圧迫感をもたらします。
後頭部の外側から耳の後ろにかけて重たく感じる場合は同部位の左右差があります。

下のイラストの黒矢印は右耳の後ろを圧迫しています。
前方(お腹側)に歪む事で側頭骨の内部にある中耳(鼓膜の内側)、内耳(三半規管)が圧迫を受けてメニエール病に陥ります。

4、耳たぶの後ろ

下のイラストの黒矢印は歪み方向を表しています。

耳たぶの内側には首の骨(頚椎:けいつい)の1番目と2番目があり、同部位の歪みは首の骨の歪みと合併している事が多く互いに影響し合っています。
耳たぶの後ろからは鎖骨や胸に向かう首筋の筋肉が付いておりその左右差(歪み)は首の歪みと直結します。

5、耳たぶの下の凹み

耳たぶの下の凹み部分の内側には茎状の突起があります。
下のイラストの黒矢印は歪み方向を表しています。

茎状の突起からは舌骨(ぜっこつ)と繋がる靭帯(じんたい)があります。
舌骨は舌根の支持機構で舌の筋肉と直接つながり、舌の位置と落ち着き、歯に対する舌の接触感覚、口の開け閉め、呼吸、嚥下(えんげ)、口腔内の安定に関与し茎状突起の左右差(歪み)は、呼吸が浅くなる、誤嚥(ごえん)、不正咬合(噛み合わせ不良)、低位舌、顎関節症などを招きます。

当院は左右の茎状突起の左右差(歪み)は上顎と下顎のバランスに直結することを理解しています。

6、頬骨の後ろ

頬骨の後ろは側頭骨とつながっています。
下のイラストの黒矢印は歪み方向です。

この部位は上下と凹凸の歪みが出やすく真下にある顎関節(黄円)を直に圧迫し側頭骨を中心とした頭の歪みが顎関節症や顎変形症を誘発する起点になります。
この部位の左右差を調整する事は、顎関節症や顎変形症の整体施術の基本です。

7、耳の穴

左右の耳の穴の高さを揃えることは耳の内部(中耳や内耳)に良い影響を与えます。
この部位の歪みは耳の閉塞感、頭痛、頭の圧迫感、ふらつき、めまいなどをもたらします。
耳の穴の大きさの違いは側頭骨の前転・後転の歪みの影響です。

下のイラストの黒矢印は歪みの方向を表しています。
例えば右の側頭骨が前転しますと赤丸円の1は外側に膨らみ赤丸円の4は後方(背中側)に膨らみ耳穴は小さくなります。
対して左の側頭骨は後転する事になり赤丸円の1は内側に凹んで平らになり赤丸円の4は前方(お腹側)に歪んで小さくなり耳穴は大きくなります。

当院では上記7箇所のバランスを取り症状を緩和しています。

側頭部痛のきっかけ

手を耳の後ろに当てて横になる

この姿勢を日常的に続ける事で頑固な側頭部の歪みが出来ます。

例えば右下で横になる場合は下記のイラストの歪みになります。
頭頂骨と前頭骨と脳は除いてあります。

下側になる側頭骨は前側(お腹側)に歪み真上から見た時に頭を反時計回りに歪ませ副次的に鼻筋も左に曲がります。

骨盤が歪む座り方

側頭骨と骨盤の歪みは相関しています。
座り方に癖があり骨盤の歪みがある時、側頭骨も歪んでいます。

足を組む事が多い方、例えば右足を上にして足を組む方は右の骨盤が前傾しています。
その場合、お腹の正面は左を向きおへそも左にずれて左の骨盤は後傾します。
ウエストの後ろ(お尻の上辺り)を触って出っ張っている方が後傾骨盤です。
右の骨盤が前傾しますと右の側頭骨は後転します。
左の骨盤が後傾しますと左の側頭骨は前転します。
側頭部と骨盤は相互に影響し合いながらバランスを保っています。

側頭部痛の症状

側頭骨は頭の側面の一番大きな骨でその歪みは多様な症状を作ります。

めまい、吐き気、ふらつき、耳鳴り、難聴、メニエール病、頭痛、頭の圧迫感、鼓膜の閉塞感、顎関節症、顎変形症、不正咬合(噛み合わせ不良)、低位舌、舌の位置と落ち着き、嚥下障害、呼吸が浅くなるなど。

これらの症状は側頭部を中心とした頭の歪みによる内耳や中耳への圧迫、舌や顎関節の位置異常などで起こります。
頭痛外来や病院では頭の歪みに対する概念がありませんので取り敢えずのお薬は処方されますが治療は厳しいようです。

脳腫瘍や脳血管障害など頭痛外来や病院ではっきりと原因がわかる頭痛は数%ですが念のため受診することも大切です。

頭の歪みに詳しい整体院を探す

整体手技は多種多様で整体院により得意分野は異なります。
頭の歪み調整が上手い整体院を探す必要があります。
ご予約時に問い合わせることも必要です。

まとめ

  • 側頭部痛の原因は側頭骨の歪みできっかけは主に生活習慣である。
  • 側頭部痛の波及症状は、顎関節症、不正咬合、めまい、吐き気、低位舌など多岐にわたる。
  • 頭痛外来や病院は頭の歪みに起因する痛みに疎い。
  • 頭の歪みに詳しい整体院を見つける事が先決である。

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