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手根管症候群の原因と治し方

手根管症候群

手首の掌側の真ん中にある神経(正中神経:せいちゅうしんけい)が手首内で圧迫を受けて中指や薬指にしびれなどの症状をもたらします。
手首の真ん中を軽く叩く事で指先へのしびれを感じる場合は神経圧迫の可能性があります。
両手首を90度、1分間曲げて症状が誘発される場合も同様です。

手根管症候群の原因

使い過ぎによる周囲の骨のずれにより神経が圧迫を受けて起こります。
骨折やヒビなどの症状ではないのでレントゲンでは原因はわかりません。

下のイラストは、右手首、掌側で水色に着色してある靭帯の真下を神経が通っているのがわかります。

下のイラストは、靭帯のみを取り除いたもので水色に着色してあるのは神経周囲の骨です。
赤矢印方向にずれる事で神経が圧迫されて中指や薬指がしびれます。

ご家庭での対処法

周囲の骨のずれの大きさに比例して腫れたり熱を持ったりします。
応急処置として保冷剤や氷をタオルハンカチで包み15 分程当てて下さい。
温めて治そうと試みる方が多いですが腫れている手首には逆効果です。
湯舟に短く浸かるかシャワー程度にし血行が良くなることは避けましょう。
湿布は冷たく感じるだけで冷却療法にはなりません。

病院では原因不明

病院ではレントゲンを撮ると思いますが、骨折やヒビではないので意味はありません。
わずかな骨のずれは立体的に色んな方向に現れますのでレントゲンなどの平面写真で把握できるものではありません。
また現代医学では骨のずれや歪みに対する概念がありませんので医師が直接患部に対して徒手療法や手首調整を行うことはありません。

手根管症候群の治し方

神経周囲のずれている骨を確認しますが体表解剖学のスキルが必要でご家庭では難しいです。
専門家に任せましょう。
当院では皮膚表面からずれている骨を確認し動きを感じ取り正しい位置に戻します。(復位)

まとめ

  • 原因は神経周囲の骨のずれである。
  • ご家庭での応急処置は15 分程冷やす。
  • 骨のずれ調整は体表解剖学に基づいた触診スキルとわずかな骨の動きを感じ取る施術スキルが必要である。
  • 現代医学では手首周囲の骨のずれや歪みの概念がないので対症療法のみになる。

肘・手

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