胸と肋骨(脇腹)
胸と肋骨(脇腹)の痛み
心肺機能や消化器系が原因の場合は病院の検査でわかりますがここでは検査で原因不明の痛みについて記します。
胸が痛む原因
胸の真ん中にある骨(胸骨:きょうこつ)と肋骨のつなぎ目付近が痛む場合はその関節の歪みが原因です。
何らかの原因で関節の収まり具合と位置が変化し歪んだために感じる痛みですので整体施術で調整する必要があります。
下のイラストは、胸の骨と肋骨のつなぎ目を現しています。
黄丸印は痛みが出やすい好発部位で左側が痛む場合もあります。
胸が痛む歪み例
当院でよく確認する歪み例を記します。
下のイラストの赤矢印は歪み方向です。
右の胸と肋骨が下がって出っ張り左側は上がって平らになりその左右差(歪み)で痛みが出ます。
ご自身で確認する場合は、胸の骨や肋骨の形状の左右差を比べましょう。
大きく歪みがあるところは圧痛を感じる場合もありますので気を付けて触れてください。
肋骨(脇腹)が痛む原因
肋骨(脇腹)が痛む場合は、その形に左右差(歪み)があります。
下のイラストは左の脇腹で水色に着色してある骨は肋骨です。(便宜上、左腕などは削除)
肋骨は鎖骨の真下からウエスト付近まで12本(左右で24本)あり、当院ではその歪みを確認して調整します。
肋骨(脇腹)が痛む歪み例
当院でよく確認する歪み例を記します。
下のイラストの水色に着色してある骨は肋骨(脇腹)で赤矢印は歪み方向です。
体幹がねじれる事で右より左の脇腹が出っ張っています。
ご自身で確認する場合は、脇腹や肋骨の形状の左右差を比べましょう。
大きく歪みがあるところは圧痛を感じる場合もありますので気を付けて触れてください。
胃と肝臓(胆嚢)の違和感や痛み
みぞおちの左右が歪みますと胃や肝臓を圧迫し痛みや違和感を感じます。
内科などで検査が陰性でも症状がある場合は、肋骨(脇腹)とみぞおちの歪みを調整します。
下のイラストの左側は右のみぞおちの歪みと肝臓と胆嚢を現しています。
右側のイラストは左のみぞおちの歪みと胃を現しています。
赤矢印は歪み方向でみぞおちが内側に歪んで内臓を圧迫し違和感をもたらします。
まとめ
- 病院の検査で陰性の場合は、肋骨やみぞおちの左右差(歪み)に原因を求める。
- 痛みの好発部位は胸の骨と肋骨のつなぎ目やみぞおち付近である。
- 胃や肝臓、胆嚢などに圧迫感を感じる場合はみぞおちや肋骨の下の方の歪みを調整する。
- 指先で軽く叩いて痛みが増す場合は、損傷や骨折の可能性があるので整形外科に行く。