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首が痛い原因と治し方

首が痛い原因

生活習慣によるもの

どなたにも身体の多少の癖はあり左右対称の方はいません。
しかし、左右差が極端ですと首痛の原因になります。

座った時の首の痛み

座った時に左右のお尻が座面にバランス良く重心がかかっていれば腰や首は痛むことはないですが、片側に重心がかかる姿勢が長時間、あるいは毎日続きますと上半身の歪みが慢性化し首の痛みに悩まされる事になります。

例えば、座り姿勢で重心が左に偏る方の場合、骨盤の上にある腰の背骨(腰椎:ようつい)が大きく左側に弯曲します。

目の前にテーブルがある場合は、左肘を乗せて左肩を上げる格好になり、右肩を下げる事で上半身のバランスを取ります。
下がった右肩に頭が引っ張られない様に無意識に頭は左へ傾き、首の右半分の筋肉が伸び左右差が生じます。

重心が右に偏る場合は、上記の逆になります。

立った時の首の痛み

立ち方で首のアンバランスが生じます。

右重心の場合、腰骨の右側が上がり、そのバランスを取るために左肩が上がります。
頭は左に倒れて右の首筋が伸びる癖が出来ます。

左重心の場合は上記と逆になり左の首筋が伸びる癖が出来ます。

寝た時の首の痛み

最も首に負担がかかる寝方はうつ伏せ寝です。
うつ伏せ寝では首を捻ってお顔を楽な方に向けて眠る事でしょう。

首の骨(頚椎:けいつい)は7個ありますが、特に頭に近い方の首を捻る癖が付きます。

お顔を右に捻って寝ますと、首の骨の正面もつられて右に向きます。
結果、頭が左に振り向きにくくなる歪みができます。

お顔を左に捻ってうつ伏せ寝する場合は、上記の逆になります。

デスクワーク

パソコン仕事で頭が前屈みになり猫背傾向に偏ります。
横から見たときに頭が前側(お腹側)に出る悪い姿勢が出来ます。

パソコン画面に集中する事で無意識に頭が前に移動する事で、顎が前に出てお顔がしゃくれ傾向になります。
顎を引く事が苦手になる癖が付き頭頂部も前側(おでこ側)に傾き、目が開きにくくなり表情が乏しくなります。

整体でメンテナンスを受ける事で身体に良い姿勢を保つことができます。

マッサージによる首の痛み

首が痛いときマッサージに行く方が多いですが、マッサージが原因で首が痛くなる場合があります。
整骨院やリラクゼーション店で力任せに首や肩を押したり揉んだりされると思いますがそれが新たな歪みを作りかえって悪化します。

マッサージを受ける事でお客様の首と肩の筋膜に歪みができます。
頻繁にマッサージを受けますと筋膜歪みが増して徐々に悪化して行き、気付いた頃には取り返しの付かない慢性的な痛みに悩まされる事もあります。

うつ伏せで首の後ろからマッサージを受けますと、首の骨(頚椎:けいつい)の前方歪みができ、首の骨の前にある喉(食道や気管)が圧迫を受けて首の前が腫れたようになります。

当院ではそういったお客様の身体を修正しています。

交通事故によるむち打ち

むち打ちは首の骨の各関節面にセンシティブにストレスが入っています。
精神的なダメージを伴い何年も治らず苦しい思いを強いられているお客様も少なくありません。
整形外科のリハビリで牽引を受けたり整骨院でマッサージを受ける事で悪化するケースも多いです。

むち打ち症の首の骨の調整にはミリ単位の施術スキルが必要でそれらを理解している整体院を選ぶことが必要です。

首の痛みはレントゲンには映らない

骨の変形や骨同士の隙間は映りますが、筋肉や筋膜の緊張状態、首と隣り合う頭や背中とのバランスまではわかりません。

レントゲンではっきりと原因がわかる確率は数%です。

レントゲンは骨や筋肉や肺など組織によるエックス線の吸収率の差で画像化しています。
骨は白く映り肺は黒く映るなどエックス線吸収率の差が極端な組織は画像診断として役立ちますが、それ以外は映りません

病院でわかる首の痛み

頚椎椎間板ヘルニア

  • 首や肩、腕に痛みやしびれが出る。
  • ボタンがかけづらくなる。
  • 足のもつれ、歩行障害。

首の骨(頚椎:けいつい)の間にある椎間板内の組織が後ろに飛び出して神経を圧迫する事でしびれなどの症状が出ます。

頚椎症性神経根症

  • 肩~腕の痛み、腕や手指のしびれ
  • 頚椎を後ろへそらせると痛みが強くなる。
  • 上肢の筋力低下や感覚の障害が生じる。

首の骨(頚椎:けいつい)の変形によって神経が圧迫されて起こります。

胸郭出口症候群

首の骨から腕へ向かう神経や血管が鎖骨の下や胸の筋肉内で圧迫を受けて起こる神経と血流の障害です。

  • 腕を挙げる動作で肩や腕、肩甲骨周囲にしびれと痛みが生じる。
  • 握力低下と運動麻痺がある。
  • 手のひらがやせる。(筋萎縮:きんいしゅく)
  • 鎖骨の下の動脈が圧迫され腕の血行が悪くなる。

下のイラストは、右肩を斜め上から見たものです。
鎖骨の下の黄色線が神経、赤線が動脈、青線が静脈です。
鎖骨と肋骨の間を腕に向かう神経や血管が通っていて姿勢変化により左右の鎖骨と肋骨のアンバランスが生じますと神経と血管が圧迫を受けて上記の様な症状が出ます。

病院で首の痛みが治らない理由

首の痛みが長引く場合、整形外科を受診される方が多いです。

まずはレントゲンを撮りますが映るのは骨の形のみで筋肉や筋膜、頭や背中など隣り合う部位の身体のバランスまでを視野に入れて診察する事はありません。

骨に異常はないのでとりあえず湿布と痛み止めを処方されて終わりますがこれでは身体のバランスは改善されません。

病院で調べてもはっきりと原因がわからない理由は木を見て森を見ずにあります。

冒頭の原因のところで座り姿勢や立ち方による生活習慣などの慢性的な要因が絡んでいると記しました。

身体全体の筋肉や骨格のアンバランスが根底にあり首に症状をもたらしているのであって首に原因はありません。
首に原因があればレントゲンに映ります。

首が痛い時の整体の効果

当院では体表解剖に基づき7つある首の骨の左右バランスと配列を皮膚表面から確認します。
首の骨が前後左右に歪み捩れて周りの筋肉や神経や血管を圧迫し痛みやしびれや冷えなどの症状をもたらします。
整体施術で首の骨や筋肉のバランスを取ることでこれらの症状を改善します。

骨盤や肩が捻れて上半身や下半身が歪む様に首にも同様の歪みが生じます。
首の骨の正面が左を向く歪みの場合、右前の首筋が張り触れると痛みを感じる場所があります。

骨盤や肩の片側が下がってウエストや肩の高さに左右差がある様に首にも同様の歪みが生じます。
右の首の骨が足元方向に下がる歪みの場合、左横の首筋が張り触れると痛みを感じる場所があります。

回旋や上下の歪みが合わさって首に痛みを感じる場合が多いです。

首と全身のつながり

首の痛みの原因は首にありません。
身体全体の筋肉や骨格のアンバランスが原因で首に症状が起こる事が殆どです。
それは首と全身のつながりを理解する事でわかります。

首と肩のつながり

首の正面が左に向きますと右の肩先が前に出て肩全体が左回旋を起こします。(右巻き肩)
首の正面が右に向きますと左の肩先が前に出て肩全体が右回旋を起こします。(左巻き肩)

首と歯のつながり

首の正面が左に向きますと右下の歯は内側に傾きます。
首の正面が右に向きますと左下の歯は内側に傾きます。
首の骨の配列は噛み合わせに関係していて整体施術で首を整える事で歯の接地面が変わります。

首と腕のつながり

首の正面が左を向きますと右腕が内側にねじれます。(回内)
首の正面が右を向きますと左腕が内側にねじれます。(回内)

まとめ

  • 病院の検査で原因が分かるのは数%である。
  • 首のマッサージで悪化する。
  • 首の痛みの多くは生活習慣による筋肉や骨格のアンバランスによる。
  • 首の痛みは神経や血管の圧迫で起こり整体施術で首のバランスを改善する事で症状が落ち着く。

首・肩

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