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骨盤の歪み

骨盤の歪みの原因と治し方

骨盤について

骨盤は5つ骨の集合体です。
寛骨:かんこつ(腸骨:ちょうこつ、坐骨:ざこつ、恥骨:ちこつ)、仙骨:せんこつ、尾骨:びこつです。
寛骨は上記3つの骨が癒合したもので個人差はありますがおおよそ17歳くらいでひとつの寛骨になります。
左右の寛骨の間に仙骨がありその下に尾骨があります。

以下に寛骨の歪みを説明しますが、馴染みのある「骨盤」というワードに置き換えています。

下のイラストは、骨盤をお腹側と背中側から見たもので、骨盤の下側に太腿の骨とつながる股関節が、骨盤の上側には腰の背骨(腰椎:ようつい)があります。

骨盤の左右アンバランスが生じて歪む事で股関節や腰に痛みや違和感などの症状が出る事は容易にイメージできますね。

骨盤が歪む原因

左右の骨盤が前後に傾いたり開閉する事で体幹と足のバランスを常に取っていますが、歪みが増しますと腰痛、ヘルニア、ぎっくり腰などの症状に悩まされます。

横座り

右の骨盤が前傾している方は両足首をお尻の右外側に出して揃えた両膝を左に倒す横座りがやりやすいでしょう。
逆に左の骨盤が前傾している方は両足首をお尻の左外側に出して揃えた両膝を右に倒す横座りがやりやすいと思います。
横座りが両方ともバランスよくできる方は骨盤の左右のバランスが取れていて歪みが少ないといえます。
骨盤の歪みを少なく保つためには生活習慣の中で偏った横座りは控える方が良いです。

足を組む

右の骨盤が前傾している方は左膝の上に右膝を重ねて足を組む方がやりやすいです。
逆に左の骨盤が前傾している方は右膝の上に左膝を重ねて足を組む方がやりやすいでしょう。
右の骨盤が前傾しますと右膝が前側に出やすく左膝より足が長くなりますので左膝の上に右膝を重ねやすいです。
左の骨盤が前傾している場合は上記と逆になります。
骨盤のバランスを正しく保つ為にはなるべく足を組まないほうが良いです。
足を組む方が座った特にお尻が落ち着く方はすでに骨盤が歪んでいると言えるでしょう。

骨盤の歪み

骨盤はいわゆる左右の腰骨、ウエストに当たる骨です。
骨盤の左右バランスが安定性の基礎になりアンバランスになりますと骨盤の歪みになります。
ご自身の骨盤に触れてみましょう。

下のイラストは、骨盤をお腹から見たもので水色に着色してある骨は骨盤の一部、腸骨です。
外側にある前の骨の突起の左右の位置を確認する事で歪みを把握できます。(赤丸印)
仰向けでも立ったままでも可能です。

骨盤の前傾と後傾

下のイラストは、お腹から骨盤をみたもので左の赤丸印が右より下方向(足元方向)にありますとその骨盤は前傾しています。
対して左の骨盤は後傾しウエストの後ろが反対側より出っ張ります。

下のイラストは、骨盤を右横から見たもので水色に着色してある骨盤の前傾を現しています。

前傾した右の骨盤を後ろから見てみましょう。

下のイラストは、背中から見た骨盤で右側を水色に着色してあります。
前傾する事で坐骨は背中側に出っ張り当たりが強くなります。
尻エクボは上方向(頭頂方向)に歪みます。
ウエストの左右差、パンツスタイルでのベルトの左右の高さ違いなどはこれが原因です。

下のイラストは、骨盤をお腹側から見たもので水色に着色してある骨が恥骨です。(イラスト左)

右の骨盤が前傾しますと右の恥骨も下方向(足方元向)に歪みます。
イラスト右の水色に着色してある筋肉は内腿の筋肉で恥骨に付いています。
恥骨の歪みは内腿の筋肉のつき方やシルエットの左右差に影響します。

骨盤の開閉

骨盤の外側にある前の骨の突起の内外の位置を確認する事で開閉の歪みを知ることができます。

下のイラストはそのイメージ図です。
概ね右の骨盤が内側に閉じると左の骨盤は外側に開きます。
勿論その逆もあります。

立った姿勢や椅子に腰掛けた姿勢で身体を左右に捻ってみましょう。
右に捻りやすい方は右の骨盤が開き左の骨盤は閉じています。
左に捻りやすい方は左の骨盤が開き右の骨盤は閉じています。

理想的な骨盤

骨盤の歪みを確認する上でのチェック箇所は上記の通りで左右対象ほど歪みの無い骨盤です。
メリットは以下です。 

  • お尻が締まりヒップラインのシルエットが良くなり痩せて見える。
  • 骨盤の歪みにより起こり得る症状(顎関節症、不正咬合、腰痛、ぎっくり腰、腰椎椎間板ヘルニア、便秘、姿勢不良、ぽっこりお腹、股関節痛、足の冷え、臀部痛:でんぶつう、恥骨痛 etc…)から解放される。
  • お腹周りの代謝が上がる。

下のイラストは歪みの無い骨盤のイメージ図です。

ウエスト、腰骨、恥骨、尻エクボ、坐骨の縦横ラインが左右対称である骨盤が理想です。
生活習慣、お仕事の姿勢、ご自宅などでの寛ぐ姿勢の癖が骨盤の慢性的な歪みを作りますので普段から偏りの無い姿勢を心がける事が大切です。
縦横ラインが対称である事は、骨盤周囲の筋肉の良好な左右バランスにつながり骨盤内の神経や血管が歪みによる圧迫から解放されますのでいいこと尽くめです。

骨盤と身体のつながり

腰骨と頬骨

骨盤の外側にある前の骨の突起は頬骨とつながっています。
頬骨の歪みは骨盤の歪みと同じ意味ですので骨盤の歪み調整で整顔する事ができます。

恥骨と顎先

恥骨の歪みと顎先の歪みは同じ意味です。
顎先が正中(顔の真ん中)から左右のどちらかにずれていますと恥骨も同様にずれています。
顎先を調整する事で左右の恥骨バランスが良くなります。

骨盤と側頭部

骨盤と側頭部の動きは相関しています。
下のイラストは、右から見た骨盤と側頭部でそれぞれ水色に着色してあります。

赤矢印は前傾と後傾を現していて骨盤と側頭骨は逆の動きになります。
つまり右の骨盤が前傾しますと右の側頭骨は後傾します。
左の骨盤が前傾しますと左の側頭骨は後傾します。

開閉は同じ動きになります。
例えば左の骨盤が開いてお腹の正面が左を向く時、左の側頭骨も開いてお顔の正面は左を向きます。
前傾と後傾、開閉、これに上下の歪み(縦ズレ)が加わり骨盤と側頭部がつながりを持つ事で身体はバランスを取っています。

骨盤の歪みを治すには

骨盤の歪みを診てもらうには整体院がお勧めです。
整体院のレベルや矯正方法は多種多様で院により異なります。
自分の身体にあった信頼のおける整体院を見つけましょう。
病院や整形外科で骨盤のレントゲンを撮りますが、そもそも現代医学は患部のみを診て左右の骨盤のバランスを確認するという考え方がありません。
医師が患者さんの骨盤に触れて直接徒手療法を行う事もありません。

まとめ

  • 骨盤は腰の土台で骨盤の歪みは腰と股関節の痛みに直結する。
  • 骨盤の歪みは、前傾と後傾、開閉などがある。
  • 足を組む、横座りは骨盤が歪むので普段から控える。
  • 骨盤は頬骨、顎先、側頭部などと相関しバランスを保っている。
  • 骨盤の歪みの改善は病院より整体院を選ぶ。

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