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ぎっくり腰の原因と治し方

ぎっくり腰の原因

腰や骨盤を含め身体全体の歪みの蓄積がある状態で腰に負荷をかけたために起こります。
歪みの無い腰や骨盤で荷物を持ち上げるのと、歪みのある腰や骨盤で荷物を持ち上げるのとではぎっくり腰になる確率は大きく異なります。

日ごろから整体で腰骨(腰椎:ようつい)と骨盤の歪みとねじれのメンテナンスをしておく事がぎっくり腰を防ぐ最善の方法です。

下のイラストは、腰を後ろから見たもので水色に着色してあるのは腰の背骨(腰椎)です。
骨盤と言う土台の上に腰椎と言う柱が真っ直ぐ立ってこそ安定感のある腰と言えます。

ぎっくり腰になる方の特徴

  • 腰と体幹の使い方を知らない。(腹圧)
  • メンテナンスに疎い。(予防医学的意識
  • 腰や骨盤に歪みの蓄積がある。
  • 日常的にマッサージを受けている。

腰と体幹の使い方

荷物を持つ時、腰を曲げるのと膝を使うのとでは腰への負担は異なります。
腰を曲げずに膝を曲げ脚を使って荷物を持つようにしましょう。
その際、腹圧を意識しましょう。

腹式呼吸でお腹を膨らませて息を止める事で腹圧が高まり腰と体幹を安定させることができます。
お腹を凹ませ力を入れて作業を行う方が多いですが逆効果です。
お腹を凹ませて腹圧が低いまま荷物を持ちますと腰の関節や筋肉に負担がかかり過ぎ危険です。
お腹に息を溜めて風船のように膨らませて腹圧を維持したまま動作を行う癖を付けましょう。

腹圧のコツ

  • お腹に息を溜めてお腹を前に出す。
  • 腰とお腹が前に動いて骨盤が前傾する。
  • お腹(腹直筋)に力は入らず腰に力が入る。
  • 横隔膜を下げる。

メンテナンスに疎い

予防医学的意識に疎い方ほどぎっくり腰になりやすいです。
痛くなってから考えると言う後手後手に回るめんどくさがり屋さんが多いです。
普段から歪みを整えて置く事は大切です。

腰や骨盤の歪みの蓄積

腰や骨盤の歪みについては股関節痛のページでも解説しています。
理論上は十分に安静にする時間を増やすか睡眠を取ることで腰と骨盤の歪みやねじれが改善されますが、特に日常からお身体に負担をかける、就労時間が長いなど無理をなさっている方は歪みとねじれが蓄積していきます。
ぎっくり腰になったときに整体院で説明を受けて初めてご自身の身体の歪みに気付かされる方が多いです。

日常的にマッサージを受けている

整骨院やリラクゼーションサロンで日常的にマッサージを受けている方は、セラピストや先生方の施術の癖が筋肉や筋膜に出来上がってしまいそれが歪みやねじれとなり腰や骨盤を不安定にさせています。

マッサージによる筋肉へのアプローチと整体施術における骨格調整とは全く別物であることを理解しましょう。

下のイラストは、5つある腰の骨(腰椎)の上から3番目の骨を水色に着色しています。
胸が右を向くと上半身がねじれて右肩が後ろに動く様に歪みで腰の骨(腰椎)の正面が右を向きますと右の腰が張ります。

下のイラストは、3番目の腰骨のみを抜き出したもので水色に着色してあります。
うつ伏せでお尻から(下から)見ています。
腰骨の正面(お腹側)が右を向く事で左の腰の筋肉が圧迫を受けて硬くなっています。

マッサージの先生方はこの様な骨の歪みや配置バランスを考慮せず単純な筋肉のこりとして硬くなった腰を力で押したり揉んだりしますので筋肉や筋膜に歪みを作ります。
マッサージを受けるほどお客さんの身体は反発して益々腰の筋肉は硬くなり慢性腰痛になります。

ぎっくり腰の歪み

ぎっくり腰の方の骨盤の歪みは極端です。
足を引きずってゆっくりにしか歩けないわけですから当然です。
歪みの頑さは急性症状なのでありませんが歪みの大きさはかなりのものです。
重度のぎっくり腰の場合はベッドに横になるまでに2〜3回の整体施術が必要な場合もあります。

ぎっくり腰の整体の対処法

足を引きずって来られるほど重症のお客様に対してはまずは椅子に腰をかけてもらい座りながら骨盤と腰を施術していきます。
座る事もままならないほど痛む場合は、立ったまま施術しています。
骨盤が整って来ましたら痛みが落ち着いて少しずつ腰が動かせるようになります。
次にベッドに仰向けかうつ伏せになって頂きまして腰と骨盤を中心に全身を施術していきます。
痛みを堪えて無理にベッドに横になりますと帰り際に起き上がれなくなるので注意が必要です。

服の上から腰骨と骨盤の歪みを確認し骨の動きを感じ取りながら力をかけずに安全に施術していきます。

病院では異常なし

足を引きずるほど重症のぎっくり腰でもレントゲンに原因は映りません。
腰や骨盤の極端な左右アンバランスが痛みの原因ですが、レントゲンで左右バランスを見る事はなく骨折など骨自体の異常が見つかるのは数%です。

病院でのぎっくり腰の治療

湿布に痛み止めの処方、ブロック注射やペインクリニックを勧められるでしょう。
ブロック注射で痛みが引くこともありますが腰や骨盤のねじれが改善されるわけではないので、あくまでも対症療法で症状が一時的に引いているということを理解しましょう。

まとめ

  • 原因は腰骨と骨盤の慢性的な歪みでくしゃみや荷物を持つなどはきっかけに過ぎない。
  • 腹圧と予防医学的メンテナンスを心掛ける。
  • マッサージを避ける。
  • レントゲンに原因は映らない。

背中・腰・骨盤

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