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顎関節症・顎変形症

顎関節症・顎変形症の原因と治療

顎関節症は、口が大きく開かない、顎が引っかかる、顎がなる(クリック音)、顎が痛いなどの症状を言います。
顎変形症は、顎関節症などに伴う顔と顎の歪みと変形を言います。

顎関節症・顎変形症の現状

日本顎変形症学会、日本顎関節学会、日本形成外科学会などは遺伝的要因をうたいつつも原因は不明としています。
口腔外科や矯正歯科、形成外科などにかかっても予後が悪いのはなぜでしょう。
現代医学で治りのつかないこれらの現象には理由があります。

姿勢咬合という考え方があります。
咬合とは噛み合わせの事で不正咬合は噛み合わせ不良の事です。
姿勢咬合は姿勢と噛み合わせのつながりで相互に刻々と変化し合います。
姿勢により瞬時に変わる噛み合わせを歯を削る事で治療とすることに意味はあるのでしょうか?

頭と顔の一部である顎と口の安定性はそのアンバランスや歪みの影響を直に受けます。
頭蓋骨調整や骨格調整などの姿勢矯正を行わずに再生しない歯を削るのはハイリスクです。
頭蓋骨調整を含めた全身の骨格調整に最善を尽くした上で噛み合わせを確認し歯科治療を施すのでしたら理解は出来ますがこれらを行う歯医者はほぼありません。

歯を削る事で噛み合わせと姿勢のつながりから顎の安定性が損なわれ姿勢不良になり体調を崩されて慢性病に陥る方もいらっしゃいます。
良かれと思い選択した歯科治療が最悪の結果を招くことも珍しくなく多くの相談が寄せられています。

当院では頭蓋顔面骨と全身調整により顎関節の安定性を高め、歯列矯正中の方、顎関節症や顎変形症、不正咬合などでお困りの方を改善しています。

顎関節とは

顎関節は下顎と頭の接合部ですので頭の歪みバランスが左右の顎の歪みバランスに直に影響します。

顎の歪み

顎関節症・顎変形症は頭と顎の歪みを伴います。
当院では頭の歪みと合わせて顎を3箇所に分けて調整します。

下のイラストは、右側面の頭で側頭骨と下顎を水色に着色してあります。

下顎は頭からぶら下がっている構造なので左右の側頭部のバランスが顎関節の左右の位置を決めます。
側頭部を中心に頭の歪みを調整することは顎の歪みを正す上で最低条件です。

下顎は、顎関節、エラ、顎先の3箇所に分けて歪みを調整します。
理由はこの3つがそれぞれ3次元的に異なる歪み方をするためで、分けて歪み調整を行うことで精密な施術が可能になるからです。

歯の傾きは歯の根本部分を皮膚上から体表解剖に基づき確認する事でエラから顎先までの歪みを調整します。

下のイラストは、右下の1番歯〜8番歯を水色に着色したもので歯の根本は下顎に埋まっています。
下顎が歪む事で歯が傾き噛み合わせに影響が出ます。

顎の歪み例

下のイラストは、顎の歪みの一例です。

右の側頭部が下方向(足元方向)に下がる事で右の顎関節が圧迫を受けつつ下方向(足元方向)に下がります。
右の側頭部は後方(背中方向)に歪みますが右の顎関節は前方(お腹側)に歪みます。
右のエラと顎先の右半分は前方(お腹方向)に歪んでいます。
左側面の側頭部と顎はイラスト内の赤矢印方向とは歪み方向が逆になります。

頭と下顎の左右バランスを調整する事で歪みが修正されて顎関節症・顎変形症の症状が治ります。

顎関節症・顎変形症の原因

生活習慣における姿勢、歯科治療、小顔矯正、事故、外傷、顔面神経麻痺、etc

生活習慣における姿勢の影響

普段の姿勢癖が頭と顎の歪みに影響を与え慢性化する事で顎関節症・顎変形症になります。

頬杖

頬杖をつく事で顎関節の付け根が上方向(頭頂方向)に歪み左右差が生まれ顎のバランスが崩れて頬の形まで変わります。

顎杖

理屈は上記の頬杖と同じで顎先がお顔の真ん中(正中)から左右にずれて歪みます。

うつ伏せ寝

卓上で頬を下にする事でお顔に左右差が生まれ関節的に顎関節に歪みをもたらします。

歯科治療

抜歯、歯列矯正などで物理的に歪みが生まれます。
歯並びのみ良くて頭と顔と顎が歪んだまま予後不良のお客様をたくさん見てきました。
当院ではそれらを防ぐために歯科治療の前後で顎の調整に来てもらっています。

小顔矯正

他院さんで強めに頭と顔と顎を押されて歪む、いわゆる施術事故です。
人為的歪みは生活習慣で生じた歪みより頑固ですので程度にもよりますが症状改善まで回数を要します。
当院では髪の毛に触れる程度の弱い力加減で歪み調整を行いますのでご安心ください。

歪みの無い顎

顎のバランスは先述した通り姿勢により瞬時に変化し流動的です。
左右バランスが崩れて歪みが正常範囲を超えますと顎関節症・顎変形症に移行します。
顎は頭にぶら下がっていますので3次元的に歪みの無い頭のバランスの中で口が真っ直ぐ開く事が顎の安定につながります。

まとめ

  • 各関係学会では原因不明とされている。
  • 顎の安定は頭の3次元的バランスの中で保たれる。
  • 噛み合わせは姿勢変化で刻々と変わる。
  • 顎関節症・顎変形症の原因は生活習慣における姿勢、歯科治療、小顔矯正などがある。
  • 歯科治療終了後の予後良好を保つ為には歯科治療の前後で頭と顎を調整しておくことが望ましい。

頭・顔・顎

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