歪み例 首のつっぱり
歪みの解説
下のイラストは、鎖骨付近を前から見たもので水色に着色してある骨は主に歪み(左右差)が目立つ部位です。
右の鎖骨が下がりその前部は内側に向かって回旋しています。
右の第1・第2肋骨も概ね鎖骨と似た歪み方向です。
左の鎖骨と第1・第2肋骨は、上方向と外方向に歪んでいます。
胸の真ん中にある胸骨(きょうこつ)は、右半分が下方向(足元方向)に歪んで同じく首の右半分を下方向に引っ張っています。
これら左右の歪みに伴い体幹の正中軸がずれて呼吸が浅くなります。
下のイラストは、肩を後ろから見たもので水色に着色してある骨は歪みの該当する部位です。
胸側(前面)と違って背中側(後面)は、右の首の付け根付近が上方向に歪んで、左の首の付け根付近は下方向(足元方向)に歪んでいます。
第1・第2肋骨の付着部である水色に着色してある背骨も肋骨の回旋につられる形で同じ方向に歪んでいます。
まとめ
・日常的に押圧マッサージを繰り返すことで慢性的な歪みが生じる。
・快方に向かうための施術調整は、体表解剖学に基づき皮膚表面から該当骨格の歪みを把握すると同時に、皮膚下で微に動く骨の動きを感じることから始まる。
・回復期間は受けてきた押圧マッサージと同等の日数分を要する。