出っ歯(口ゴボ)
歪みの解説
上顎ー仙骨の関係
出っ歯(口ゴボ)の方は、上顎骨(じょうがくこつ:上あごの骨)の歪みと合わせて骨盤の一部、主に仙骨(せんこつ:お尻の真ん中の骨:水色に着色してある骨)が前傾している方が多いです。
整体でうつ伏せで仙骨を調整する事で上あごが間接的に反応して復位(正しい位置に戻る事)する事はよくあります。
幼少期などに尻もちなどでお尻を打撲するなどで歪んだまま思春期を迎えて身体が成長する過程で整体施術で調整する機会がなくそのまま上あごの間接的な歪みの原因になっている事があります。
上あごの歪み
上のイラストは右のお顔で水色に着色してある骨は上顎骨(じょうがくこつ)です。
上顎骨の下半分が鼻先側へ出る事で逆に上顎骨の上半分は凹んでいます。
あわせておでこも下がって目が開き辛くなっている方も多く、その場合は眉間が凹んで詰まります。
上顎の歪みに合わせて隣り合う頬骨(きょうこつ)は前傾しながら下がり口角が上がりにくくなる事で笑顔が作りにくくなり表情も硬くなります。
お尻の筋肉が硬くなる
上のイラストはお尻で右の筋肉が硬くなっている模式図です。
仙骨が右側に偏る事で右のお尻の筋肉が仙骨に押されて硬くなります。
イラストには記していませんがあわせて右の太ももの後ろ側の筋肉も捩れてパフォーマンスが低下します。
さらに悪化しますと坐骨神経痛になります。
仙骨の歪み
上のイラストは、骨盤を右横から見たものです。
便宜上、両方の骨盤の骨の一部を削除しています。
一番上のイラストで記した上顎と仙骨(せんこつ:水色に着色してある骨)の相関関係により仙骨と尾骨の関節部位(イラストの赤丸印)が背中側に出っ張り仰向けがつらくなります。
また、仙骨が前傾する事で反り腰になります。
あわせて仙骨が前傾しつつ上方(頭頂方向)にも歪みますのででっ尻になります。
仰向けで腰と床面には大きく隙間が開く事でしょう。
まとめ
- 上顎と仙骨の相関関係を知る。
- うつ伏せで仙骨の傾きを確認してお尻の筋肉の硬さも同時に検査する。
- 上顎骨(じょうがくこつ)を直接調整する場合は、隣り合う頬骨も合わせて行う事が望ましい。
- 仙骨は後頭骨(こうとうこつ)とも相関しており検査対象に入れる。