歪み例 足首の痛みと違和感3
下のイラストは、左足首を外側から見たもので水色に着色してある骨はかかとの骨です。
かかとの違和感を治すためにはかかとの骨の歪みを知る必要があります。
歪みの解説
かかとの歪み(前後歪み)
アキレス腱が縮んでかかとの骨が後ろ側に歪むことで背中側に出っ張ります。
仰向けでかかとがマットレスに接地するストレスを考慮しますと、かかとの背中側への出っ張り度合いと接地時の違和感は比例します。
縮んだアキレス腱は脹脛(ふくらはぎ)にかけて緊張して凝ります。
かかとの背中側への歪みは後頭部とつながりがあり通常同側の後頭部が下がります。
かかとの背中側への歪み=後頭部の足元への歪み(下方向)
後頭部が足元方向に歪むことで真下にある首の骨が圧迫を受けます。
アキレス腱が縮みますと首筋も縮みます。
首と頭のつなぎ目の凝りはかかとの歪みが一因です。
かかとの歪み(回旋歪み)
下のイラストは左足裏で水色に着色してある骨はかかとです。
かかとの骨の爪先側が親指側あるいは小指側に歪むことで足首の安定性が損なわれ違和感が生じます。
お顔では頬骨と相関しており、かかとの骨の爪先側が外側に歪みますと同側の頬骨も外側に開いて平たくなります。
かかとのトラブル=お顔のアンバランス
かかとの歪み(回転歪み)
かかとの底面が内側や外側に向く歪みです。
かかとの骨は前部(爪先側)・中部・後部(背中側)の3つに分けて歪みを見ます。
理由は3箇所でそれぞれの歪み方向が異なるからです。
下のイラストは左足で上イラストは外から、下イラストは内から見たものでそれぞれ外くるぶしと内くるぶしが見えています。
水色に着色してある骨はかかとの骨です。
かかとの骨を後ろ(背中側)から見た時に時計回りあるいは反時計回りに回転する歪みの説明です。
上イラストの前部(爪先側)は下歪みを起こし下イラストの前部(爪先側)は上歪みを起こしています。
かかとの骨を後ろ(背中側)から見た時に反時計回りの歪みを起こしています。
上イラストの中部・後部(背中側)は上歪みを起こし下イラストの中部・後部(背中側)は下歪みを起こしています。
かかとの骨を後ろ(背中側)から見た時に時計回りの歪みを起こしています。
下のイラストは左足裏で水色に着色してある骨はかかとの骨です。
前部は反時計回り歪みを起こしていますのでかかとの底面は小指側が出っ張り接地時のあたりが強くなります。
中部・後部(背中側)は時計回り歪みを起こしていますのでかかとの底面は親指側が出っ張り接地時のあたりが強くなります。
かかとと頭のつながり
かかとの後ろ側(背中側)は後頭部と、外側は側頭部とつながりがあります。
頭の歪みや形はかかとの落ち着き具合と相関しています。
整体施術で頭を調整しますとかかとは真っ直ぐになり、逆にかかとを真っ直ぐに調整しますと頭は整います。
かかとの歪み=頭の歪み です。
頭とかかとが整いますと立ち姿勢が楽です。
まとめ
- 足首の違和感の一因にかかとの歪みがある。
- かかとの歪みには、前後歪み・回旋歪み・回転歪みがある。
- 骨折やヒビなど骨自体に異常はないのでレントゲンにこれらの歪みは映らず整形外科ではかかとの歪みに起因する違和感は原因不明となる。