側弯症
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側弯症の方、結構多いです。
軽度な方から重度な方まで。
分かっていません。
現代医学では対処療法か保存療法で対応する様です。
たとえば、装具固定で症状の進行を防ぐとか、
手術で背骨に金属を埋め込むなどです。
側弯する背骨もあります。
しかしこれは、外科的に診て治療を要する本来の側弯症とは
異なります。
機能性側弯症と言います。
先天性側弯症、思春期の女児に多くみられる特発性側弯症です。
骨盤が後ろに傾いているのです。
身体を真横から見ると背骨は前後に湾曲しているのが普通です。
生理的湾曲を保つことが出来ます。
骨盤の真上にある背骨は前後に湾曲できず、
身体の側方へ湾曲を委ねるしかありません。
背骨の生理的湾曲を横方向に求めた結果が側弯症と言えるでしょう。
これが、側弯症の原因のひとつだと考えています。
それは、先天性側弯症です。
特発性とは、原因不明という意味です。
筋肉や神経の疾患に起因する側弯症などは、
骨盤の後傾とは直接関係ありません。
機能性側弯症、特発性側弯症です。
その他の側弯症は、整体院に足を向ける方が少ないために
これ以上は語れません。
接合部にあります。
後頭部と首の付け根付近ですが、後頭骨の左右の高さの相違が
骨盤の後傾と同じく側弯症を助長しています。
一概には言えませんが、人を後ろから診たときに
左右の尻エクボの高さの違いが、骨盤の側屈を表しています。
それに伴い、上後腸骨棘(じょうごちょうこつきょく)も
左右で高さが異なります。
上後腸骨棘とは、お尻の尻エクボのそばにある骨盤の突起のひとつです。
腸骨も左右で高さの違いを伴うことが多く側弯を助長させます。
下のイラストは、尻エクボのイメージ写真です。下のイラストは、骨盤を後ろから見たものです。右半分。
赤四角で囲ってある部分が、上後腸骨棘です。側弯症の多くは、単純な腰椎型を除き胸椎の左右の湾曲を伴います。
胸椎の湾曲は、左右の肩甲骨の位置をアシンメトリーにします。
肩甲骨の外側には肩関節があります。
肩甲骨のアシンメトリーが肩関節のそれを生じさせ、
結果、腕がねじれます。
従って、右の肩甲骨が外側に位置し、後方に盛り上がります。
お辞儀をした姿勢を後ろから見ますと、
背中の左右の高さが違うことがわかります。
右の背中が高い人が多いです。
肋骨の歪みもあって肩甲骨が後方にでる、
という方が正しいでしょう。
そうしますと、右腕のねじれ込みが大きくなります。
上腕骨は内旋(内向きにねじれる)し、上半身を背中側から
診たときに右肘が外側を向きます。
手のひらも背中側を向いている方が多いです。
腕を外側にひねろうとしても、肩甲骨の位置が邪魔をして
ひねることが容易ではなくなります。
背骨が徐々に真っ直ぐに近づきます。
機能性側弯症は、その場でよくなる場合もあります。
特発性側弯症は、程度により回数を要します。
また、症状の程度により、背骨が綺麗に真っ直ぐになる事は難しく、
例えば、医師から手術を薦められているような特発性側弯症の場合は、
コブ角を少なくすることで、手術を回避出来る場合もあります。
骨のゆがみが極端です。
例えば、腕や脚、頭、顔など。腕のねじれを調整する方法は、その一つに過ぎません。