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整顔療法

  • 「顔の形を正しく整える=人生が変わる」
    といっても過言ではありません。
    具体的に顔の骨を動かして容姿を変える事は可能です。
    整顔療法で抑えるべきポイントをいくつか挙げてみます。

    眉骨(まゆぼね・びこつ)

    上のイラストの緑色に着色してある骨が前頭骨(ぜんとうこつ)です。
    眉骨はおでこの骨である前頭骨の1部でおでこの骨の
    1番下の場所になります。

    その下には眼球が頭蓋骨のくぼみに収まっていますので、
    眉骨のアンバランスは左右の目の大きさ、
    目の高さや眉の高さなどに左右差ができたり
    女性でしたらメイクの際に眉毛が書きにくかったりなど症状が現れます。

    左右の眉を比べてみて出っ張っているなと感じる方が
    内側にねじれています。
    その場合、眉間が顔の正中からずれている場合が多く
    合わせて調整する必要があります。

    鼻筋(はなすじ)

    上のイラストの緑色に着色してある骨が右鼻骨です。
    反対側が左鼻骨。

    話し相手やお友達のお顔を何気に見たときに
    鼻筋が歪んでいるな~、と感じた事はありませんか?

    鼻筋の歪みは頭全体の歪みと関係しており
    鼻筋だけの問題ではありません。

    この場合、頭の側面にある側頭骨(そくとうこつ)の調整を始め、
    その前の頬骨(きょうこつ)やさらにその内側にある
    上顎骨(じょうがくこつ)、さらにその内側にある鼻骨という具合に
    構造上、鼻骨以外の上記3つの骨のアンバランスの影響が
    鼻筋の歪みに起因している事を考慮しながら調整することが必要です。

    頬骨(きょうこつ)

    頬骨は顔のほぼ真ん中の高さにあり
    頬骨のアンバランスが生じることで
    お顔の印象は随分と変わってしまうものです。

    左右のほっぺに同時に触れてその差を確かめてみますと
    出っ張り方や骨のあたる位置が左右で異なる場合などは
    頬骨のアンバランスがあります。

    頬骨のアンバランスを解消するためには頬骨の後ろ側にある
    側頭骨の左右のアンバランスをまず先に調整することが条件になります。

    側頭骨と頬骨は頬骨弓(きょうこつきゅう)という
    ブリッジ状の長細い骨で形作られています。

    上のイラストは、左の側頭部を見たもので
    緑色に着色してある骨が左の側頭骨です。
    側頭骨の顔側には頬骨がありその接合部が頬骨弓です。
    右側頭部にも同じ頬骨弓があって整顔療法ではその左右バランスが
    重要になります。

    左右の頬骨弓のバランスを取る事は、
    頬骨の横側の出っ張りの左右差をなくすことにつながります。

    頬骨の前側の出っ張り、例えば左の頬骨の前側が出っ張っている場合、
    その頬骨は内側にねじれているので外側に開ける必要があります。
    逆に頬骨が外側に開いている場合は内側に閉める必要があります。
    あくまでも左右の頬骨のバランスが大切です。

    中にはご自身で手のひらや指先などでぐいぐいと押すなどして
    余計な歪みを作ってしまい収拾がつかなくなる方もいらっしゃいます。
    顔面骨の手技調整は難易度が高いのでプロに任せましょう。

    上顎骨(じょうがくこつ)

    上のイラストの緑色に着色してある骨が右の上顎骨です。
    反対側には左の上顎骨。

    上顎骨の左右のアンバランスは、
    鼻の穴の大きさ、鼻翼の形、ほうれい線などに現れます。

    上顎骨の歪みはそれに合わせて噛み合わせを作っている
    下顎骨にも歪みの影響与えます。

    例えば上顎骨が外に開いて同側の頬骨が内側に閉じる場合、
    ほうれい線は目立ちます。

    唇の歪みや笑った時の口角の位置の左右差などは
    上顎骨と下顎骨の歪みが原因です。

    下顎骨(かがくこつ)

    上のイラストの緑色に着色してある骨が下顎骨です。
    上顎骨は左右一つずつありますが、この骨は無対です。

    顎先が顔の真ん中にない場合、
    顎先が左右のどちらかに歪んでいる証です。

    顎先の歪みに伴いエラの左右差と外側への張り出しなども
    整顔療法の調整箇所になります。

    エラと顎先のアンバランスや歪みは輪郭に直接的な影響を与え
    お顔全体のイメージを形作るものなのでとても重要です。

    エラの左右差は奥歯の噛み合わせの影響を受けます。
    顎に歪みがある場合は、多少なりとも噛み合わせに
    不具合を感じている方も少なくはないでしょう。

    既に記していますように、
    噛み合わせは上顎骨の歪みの問題、
    そして上顎骨に歪みの影響与えている頬骨や側頭骨の歪みなどを
    必ず考える必要があります。

    顎関節症や顎変形症、噛み合わせなどを調整する場合は、
    頭の歪みも含めた総合的な観察力が必要で
    そのような考え方を取り入れていない歯医者さんや口腔外科医には
    注意が必要でしょう。

    いずれの顔面骨の歪み方にも上下、前後、左右側方移動があります。
    それらを見極めて顔面骨を正しい位置に持っていき
    安定させることが整顔療法の根幹になります。

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