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指骨間

  • 朝方に手が握りにくくこわばる、
    という方は多いのではないでしょうか?

    朝方の手のこわばりと言いますとリウマチを
    思い浮かべますね。

    リウマチの場合は、血液検査で分かりますから
    気になる場合は、専門医の受診をお勧めします。

    手のトラブルの場合は、細かく手の辺りの骨を調べます。

    骨のねじれがありますと、その骨自体を軽く押さえると
    違和感か痛みを感じますし、隣り合う骨の間、
    つまり関節にねじれがありますと、
    関節の出っ張ったところを軽く押さえますと
    同じく違和感か痛みを感じるでしょう。

    骨や関節がねじれておらず、骨と骨の間の細かい肉が
    凝って固まっている場合があります。
    そんな時は、指骨間を調べてみましょう。

    指骨間とは、手の中手骨(ちゅうしゅこつ)の間の事です。
    中手骨は、手の甲の細長い5本の骨です。
    中手骨を見てみましょう。

    上のイラストは、右手を手の甲側から見たものです。
    赤丸で囲ってある所が、中手骨です。
    緑色に着色してある骨は、中指の中手骨です。
    左側の短い指が親指です。
    右側の指が小指です。

    親指から小指まで、第1、第2、第3、第4、第5の
    中手骨となります。

    中手骨の間の肉が詰まって固くなっていますと
    指の屈伸運動を妨げます。
    要するにこわばります。

    肘から手首までの腕の筋肉やスジが凝ったり
    固まっても指の屈伸運動を妨げます。

    そんな場合は、該当の筋肉とスジを解す事で
    指の動きが楽になります。

    症状も顕著になりますと、指の付け根の皮膚を
    軽く擦るだけで指先に激痛としびれが走るという場合もあります。

    原因は、一番多いのが使い過ぎです。
    同じ物を何時間も継続して握っている。
    楽器をなさる方も指のトラブルは多いです。
    ピアノやフルート、バイオリンなど。
    最近ではスマホを何時間も握ってゲームをしているなど。

    指骨間のあらゆるところをよく診ますと所々に反応があり、
    それを軽く数g程度押さえると、肘の手前まで響くところも
    あります。
    そんな場合は、その箇所を見つけて丁寧に緩めていくと良いです。

    よく力一杯揉んでいる人がいますが、
    そんなことはしてはいけません。
    骨がずれます。
    強い刺激ほど効く、という単純発想は捨てましょう。

    やってもらっているときは気持ちが良いので
    抵抗はないと思いますが、後から痛くなります。

    因みに、
    中指の付け根の中手骨は、背骨とお尻の真ん中に、
    薬指の付け根の中手骨は、肩甲骨に、
    小指の付け根の中手骨は、側頭骨と首に関係しています。

    中手骨の手首よりのところは、
    腰と骨盤に対応しています。

    頭蓋骨、顔面骨、背骨、肩甲骨、腰、骨盤などがゆがむと
    上記で説明した手の箇所に反応として表れます。

    「手のゆがみ=身体のゆがみ」です。

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