背中の凹凸



  • うつ伏せでお客様の背中を診た時に、
    悪い背中は左右均等でないか、左右の肩甲骨周りが
    アンバランスであるために肩の高さが違う、あるいは、
    肩甲骨の位置が違う、それは上下の相違であったり
    開き具合(内側と外側)の相違であったりします。

    症状がハッキリしている場合は、
    同じくうつ伏せの状態で手を顔の横に置こうとした時に
    肩が突っ張るか痛くて腕が上がらない、あるいは、
    腕全体をベッドの横にダランと垂らしている方が楽な
    身体もあります。

    また、胸椎(胸の背骨)と腰椎(腰の背骨)の
    ねじれ込みによって、左右の背筋の筋肉が
    右が盛り上がって凝ったり張ったり、
    逆に左が盛り上がって凝ったり張ったりしている場合もあります。

    胸椎腰椎を取り出してみましょう。
    下のイラストは、胸椎と腰椎と仙骨を左横から見たものです。
    仙骨(せんこつ)は、骨盤の一部です。
    イラストの左側がお腹側、右側が背中側です。
    緑色に着色してある骨は、第十二胸椎です。
    第十二胸椎の一つ下の骨は、第一腰椎です。
    第十二胸椎の一つ上の骨は、第十一胸椎です。
    イラストの一番上の骨は、第一胸椎です。




    胸椎は12個ありますが、その中のひとつがゆがむことで
    背中の一部に違和感や痛みが現れる事もあります。

    整体の先生が診るとそれは分かることですが、
    素人の方がご家庭で調整するのは難しいでしょう。
    そんな場合は、お近くの先生に診てもらう事をお勧めします。

    軽いものであれば、放っておけば自然治癒する場合もありますよ。

    同時に骨盤のねじれも合併していることが多いです。
    また、頚椎(首の背骨)と腰椎にゆがみがあり、
    胸椎自体はまっすぐでも、背筋の左右の筋肉の張り方に
    左右差が出ている場合もあります。

    良い背中は、平らで力が抜けていて、呼吸が深く
    左右のバランスが取れている状態です。
    ですから、うつ伏せ姿勢が辛くありません。

    悪い背中は、側頭部が左右でアシンメトリーであったり、
    後頭部の骨の位置が悪いなど、頭蓋骨に背中のゆがみが
    反映されているものです。

    足首、特にかかとを診ますと、やはりゆがみがあり、
    それは、頭蓋骨などのゆがみの現れでもあります。

    骨盤のゆがみにつきましては、詳しくは別ページで表しますが、
    うつ伏せで右の骨盤が浮いている場合と
    逆に左の骨盤が浮いている場合とがあります。

    右の骨盤が浮いている場合は、バランスを取るために
    左の骨盤とベッドの間に5cm程度の小さめのクッションなどを
    かませると、左右の骨盤のバランスが取れます。

    骨盤のゆがみの程度によりますが、1~5分位でいいです。
    徐々に骨盤のゆがみがましになり、呼吸が深くなります。
    腰や背中など痛みがきつい時は、深呼吸すら出来ないものです。

    骨盤とベッドの間にかませるクッションがない時は、
    骨盤とベッドの間が狭い方の脚の股関節と膝をそれぞれ
    90度位曲げてカエルのような脚の格好にする事で、
    骨盤とベッドの間に故意に隙間を作りバランスを取る方法もあります。




    反対側の脚は真っ直ぐのままでも骨盤とベッドの間に隙間があるので、
    真っ直ぐな脚のままで構いません。

    股関節と膝関節の角度は、90度と書きましたが、
    骨盤のねじれ具合によって微妙に調整することも必要です。

    肩の高さ、肩甲骨の位置に相違がある場合は、
    痛みで手を顔の横にあげることが出来ない方の腕を
    ベッドの横にダランと垂らすか、肘を伸ばしたまま
    腕全体を身体の横にピッタリと付けて、同じく
    1~5分位安静にしていると左右の肩のバランスが取れてきます。

    痛みの無い方の腕、その手の位置は顔の横で構いません。

    上記の方法は、大まかに肩と骨盤のねじれに対して
    左右のバランスを取る方法です。

    長くやりすぎるとかえって痛くなる事もありますので、
    そのようなことのないようにお願いします。
    またそのまま寝入ることも危険です。
    あくまでも自己責任でお願いします。

    上手く調整出来ますと、呼吸が深くなり、
    背中の血流が増えて温かくなって来ます。


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