鎖骨



  • 鎖骨は、左右にあります。
    上のイラストの緑色に着色してある骨は、右の鎖骨です。
    左の鎖骨は、半透明にしてあります。
    因みに、鎖骨の下には、第一肋骨があります。

    鎖骨の内側は、胸の真ん中辺りまで伸びています。
    鎖骨の外側は、肩の前辺りまで伸びています。
    鎖骨だけを取り出して見ましょう。




    上のイラストは、右の鎖骨を上から見下ろしたものです。
    イラストの右側は、胸の真ん中側、
    イラストの左側は、右肩関節側、
    イラストの下側は、お腹側、
    イラストの上側は、背中側になります。

    この角度で見ますと、鎖骨が真っすぐな骨ではなく
    S字状の骨であることが分かります。
    胸の真ん中に近くなるほどお腹側に出てきて触れやすくなります。
    肩の関節に近づくほど、背中側に凹んでいるのです。

    転倒や落下、事故などで肩から落ちた場合に、
    肩関節が脱臼したり、鎖骨が折れたりします。
    私自身も小学生の時に鎖骨骨折の経験があります。

    整体では、左右の鎖骨の位置を比べます。
    鎖骨は、上下・前後・左右にゆがみます。
    鎖骨自体がぐにゃっとゆがむわけでは勿論無くて、
    鎖骨の位置自体が少し狂うのです。

    自分の鎖骨を左右同時に触ってみますと、
    微妙に位置が違うことに気づくでしょう。
    内側から外側までを左右同時に位置を確認しながら
    触れてみてください。

    鎖骨は、前腕の尺骨と橈骨、手首のねじれ方と
    関係があります。
    鎖骨の位置を調整する事で
    手のねじれもある程度影響を受けます。

    また、鎖骨は頚椎の位置と合わせて狂うことで
    喉に違和感を与えます。

    つばを飲み込む時に引っかかりをのどの奥で感じたり、
    呼吸の深さに影響を与えます。
    鎖骨がゆがむことで、呼吸が浅くなったり深呼吸がしにくくなります。

    深呼吸は、精神を落ち着かせる作用がありますが、
    鎖骨のゆがみで慢性的にこれが出来ないと精神的ゆとりを失います。
    また、鎖骨のゆがみは、自分で気付くことは中々ありません。
    それは、鎖骨自体に痛みを感じることが殆ど無いからです。

    鎖骨を前から触って、出っ張っている場合は、
    鎖骨が内側に捻れている可能性があります。
    鎖骨の内旋です。

    鎖骨が内旋しますと、肩の開きが甘くなります。
    通常は、内旋している鎖骨と同側の肩関節が前に出っ張って来て
    巻き肩になります。

    巻き肩の調べ方も、肩の関節を前から触れると分かります。

    右肩だけ前に出っ張っている、右肩猫背さん。
    左肩だけ前に出っ張っている、左肩猫背さん。
    両肩とも前に出っ張っている、両肩猫背さん。
    色々あります。

    鎖骨と同時に肋骨も捻れることがあります。
    肋骨の内部には肺や心臓、気管支などが収まっています。
    肋骨がゆがむと喘息や不整脈など心肺機能に影響が出ます。

    鎖骨の下側は、首から腕へ伸びる神経の束や血管が通過する場所で
    臨床上重要なポイントです。




    手がしびれる症状で、整形外科を受診しますと、
    先ず首のレントゲンなど撮られますが、
    首の骨である頚椎にレントゲン写真上原因が無い時に
    次に疑われるのが、頚肩腕(けいけんわん)症候群です。
    その中の一つに、鎖骨の下側で上のイラストにあります
    血管や神経が圧迫を受けて腕にしびれなどの症状が出るものがあります。

    実際は、整形外科で頚肩腕症候群の診断を受けても
    鎖骨のゆがみまでを触診検査するドクターは居ません。

    鎖骨が綺麗ですと肩先から上半身の姿勢も綺麗に見えますね。
    鎖骨美人は整体美人です。




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