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顎のクリック

  • 顎関節症や顎のトラブル、違和感では
    関節円板の位置異常を伴います。
    関節円板を見てみましょう。

    顎関節は、下顎骨の骨頭が側頭骨のくぼみに
    おさまって構成されておりその間にあるのが
    関節円板です。

    膝でいう半月板と似た役割を果たします。

    頭蓋骨、主に側頭骨や頬骨弓の歪みに
    関節円板の位置異常が重なるとクリックが発生します。

    口の開け閉めで顎に引っかかりを感じるのが
    クリックで「ガキっ」と音がする場合もあります。

    クリックを伴う顎関節症には咬筋(咀嚼筋の一つ)線維の
    歪みも癖付いていることが多く咬筋の調整も
    合わせて行うことで症状寛解または治癒に向かいます。

    整体施術に於いては触診で
    側頭骨(そくとうこつ)・頬骨弓(きょうこつきゅう)
    頬骨(きょうこつ)・下顎頭(かがくとう)
    下顎枝(かがくし)・下顎角(かがくかく)
    関節円板(かんせつえんばん)・咬筋(こうきん)などを
    見る必要がありその前提に頭蓋骨の調整があります。

    下のイラストは、左の側頭骨と頬骨と下顎骨を取り出して
    左側面から見たものです。

    具体的にどんな歪みが多いかをイラスト付きで
    紐解いていきましょう。

    頬骨、頬骨弓、側頭骨は左右にあります。
    顎関節も左右にありますが下顎骨は一つです。
    因みに上顎骨は左右に分かれています。

    1つ目は、頬骨弓の高さ違い、これは右の頬骨弓より
    左のそれが高い(頭頂方向に移動している)。

    2つ目は、右の頬骨弓よりも左の頬骨弓が
    外側に出っ張っている。

    3つ目は、右の頬骨より左のそれが内旋
    (内側に閉じている)している。

    4つ目は、右の頬骨より左のそれが前方(お腹側)に
    出っ張っている。

    5つ目は、左右の下顎頭が回旋している。

    6つ目は、右の下顎頭より左のそれが高い。
    (頭頂方向に移動している)

    7つ目は、右の下顎枝が内旋している。
    (右の下顎枝が内旋し左のそれが外旋)

    8つ目は、下顎角の回旋と上下差がある。

    9つ目は、咬筋線維の歪み
    これは咬筋の前側と後ろ側とで左右の歪み方が
    異なる場合が多い。

    10は、左側の関節円板が外側に飛び出している。
    (触れると出っ張りを感じる)

    これに加え、側頭骨茎状突起の位置異常と
    特に上部頚椎の配列を調整します。

    下のイラストは、左右側頭骨と後頭骨、
    上部頚椎を取り出しお腹側から見たものです。
    後頭骨の内側が見えています。

    頬骨弓と頬骨は歪み方が同じではないので
    分けて見る必要があります。

    過去に受けた歯科治療や噛み癖で
    この部位に歪みを残したまま慢性化している事が
    顎関節症やクリックのきっかけを作っています。


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