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歯科治療でゆがむ顔

  • 妊娠や出産で歪んだ骨盤に対して産前産後の骨盤調整を行う事は
    未だ未だ少ないですが増加傾向にあり個人的にも推奨します。
    それは、経産婦特有の腰痛症状があるからです。

    産前の骨盤調整、妊婦さんの腰痛問題
    妊娠中の整体施術に対する抵抗感。
    産後の骨盤ケアは言葉の認知度の割には
    産婦人科にて積極的に取り入れている院は少ないです。

    歯科治療の前後で頭蓋顔面骨の調整を
    院として取り入れている歯科はさらに稀です。

    柔軟な歯科医師は近所の整体院と提携して
    その前後で頭蓋顔面骨調整を推奨している
    院もありますが、産前産後の骨盤調整ほど
    一般的ではありません。

    骨盤や頭蓋顔面骨などの各関節や縫合は
    一般的には動かないものとされています。
    縫合は頭蓋骨のみにある骨のつなぎ目です。
    整体の認知度が高い割には
    各関節の変位(骨が定位置からずれた状態)すら
    把握出来る整体師は少ないです。
    精度やスキルもありますが正確に把握出来る
    スキルをお持ちの整体師は数%でしょう。
    いかにデタラメな整体手技が多いか
    その数は施術事故数と比例しています。

    歯科医師の間でも建前上は不動としていますが
    実際は変位すると気付いている方もいるでしょう。
    公にならない理由は変位する関節や縫合に対して
    エビデンスが無いからです。
    発言に対して求められる物が提示出来ないと
    立場上成り立たないのが有資格者の弱みです。
    現段階ではエビデンスが取れる技術は無く
    それは関節や縫合が変位することに対しても
    そうですし、逆に不動であるというエビデンスもありません。

    一般化しないもう一つの理由は特に
    頭蓋顔面骨調整手技の難易度にあります。
    頭蓋顔面骨は15種23個の骨が立体的に組み合わさって
    そのバランスを保っていますがそのアシンメトリーは
    目・耳・鼻・舌などの五感に直結し各種症状をもたらします。
    例えば眼圧や唾液分泌、耳閉感、嗅覚異常など。

    23個の骨はその中で様々な方向に変位します。
    例えば下顎骨は顎先とエラ(下顎角)と
    顎関節(下顎頭)はそれぞれ異なる変位を示します。
    歯槽骨のひとつひとつに至るまで異なる変位があり
    それを捉えるスキル獲得には一定以上の訓練が必要でしょう。

    整体施術で噛み合わせが変化する事は
    当院では日常的にあります。
    不動と考える歯科領域では考えられない現象があります。

    歯科治療の現場で患者様の噛み合わせを
    ご本人が納得のいくまで義歯を含め
    削るなどして調整する事と
    整体院にて頭蓋顔面骨調整の現場で
    お客様ご本人に噛み合わせの変化を
    体感してもらう事とは方法は違えど同じです。

    歯科治療で最も歪みが入るのは上顎骨(じょうがくこつ)と
    下顎骨(かがくこつ)です。
    抜歯などさらに強い力が加わりますと
    上顎の外にある頬骨の歪みも生じます。
    口が真っ直ぐ開くことは顎関節が
    ストレスフリーであることと同じです。

    歯科では開くか開くならどれくらい開くかを
    重視しますが検査項目が足りません。
    大切なのは真っ直ぐ開口です。

    真っ直ぐ開口できる条件に頭蓋顔面骨の
    縫合の整合性があります。

    歯科治療の予後不良の解消には
    頭蓋顔面骨調整が役に立ちます。
    とりあえずのマウスピースで様子を
    見ている場合ではありません。

    ちなみに手足の位置で顎位は変化します。
    手足を整えずに歯科治療を行うことはナンセンスで
    水平器を用いずに家を建てるようなものです。

    歯科治療後に頭痛や肩こりなどの体調が変化する理由は
    頭蓋顔面骨の歪みが生じるからです。
    それは当院で調整後に症状が緩解する事からも頷けます。

    頭蓋顔面骨調整は歯科治療の前後で
    行う事が望ましくストレスフリーな開口を
    目指すなら尚更です。

    産後の骨盤調整も歯科治療後の頭蓋顔面骨調整も
    物理的に歪んだ骨を復位させる目的においては
    理屈は同じです。

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