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足と頭

捻挫や足の向きなどの癖で
爪先は内側や外側に反ります。



捻挫の場合は足の裏が内側に向き

足の甲が外側に向きます。

結果として踵骨(かかと)は内側に入ります。

これらの足首の癖は頭蓋顔面骨のアシンメトリーに影響します。



足が内側に向きますと概ね立方骨(りっぽうこつ)と
舟状骨(しゅうじょうこつ)は
外側に回旋します。
下のイラストは、左足です。
舟状骨は半透明に、立方骨は緑色に着色してあります。




その場合、同側の後頭部は外側に膨らみます。

舟状骨は、後頭部と深い関係があります。
下のイラストは後頭部で緑色に着色してある骨が
後頭骨です。









足の骨の細かな左右のバランスと

頭蓋顔面骨のアシンメトリーは緻密なまでに

連動しています。



後頭部が外側に膨らむ時、

同側の足の舟状骨は外側に回旋しています。



後頭部が足元方向に下がる時、


同側の足の舟状骨は踵方向に位置しています。






そのことで舟状骨とその後ろにある

距骨(きょこつ)との隙間が狭くなり

反対側よりも爪先を起こす動作が窮屈になります。



足の舟状骨を内旋方向に調整することで

同側の後頭部は内側に戻ります。

同じく踵方向に移動した舟状骨を

爪先方向に調整してあげることで

同側の後頭部は頭頂方向に動き

頭と首の付け根がしまって周囲の筋肉が緩み

コリがなくなり首が楽になります。



ちなみに手にも舟状骨があります。

場所は親指の付け根で手のひらです。
下のイラストは、左手のひらです。
緑色に着色してある骨が、舟状骨です。





手の舟状骨と足の舟状骨はここでは同じ動きをします。

後頭部と首の付け根付近のアシンメトリーを調整する場合は、
直接後頭部を動かすのも1つの方法ですが、


手足の舟状骨から間接的に後頭部を調整する方が安全です。



立方骨は、側頭部と深い関係があります。

耳たぶのすぐ後ろにポコっと出っ張った骨があります。

それは側頭部の下端です。






立方骨が外側に膨らんで回旋する時

側頭部の下端は外側に膨らんで外旋します。






立方骨がかかと方向に歪む時、



側頭部の下端は足元方向に下がります。




左右の耳の高さが違うなどは、

立方骨の前後のアシンメトリーがあるのかもしれません。

耳の高さ違いが過去の足首の捻挫の影響だとしたら
調整しない手はありません。


左右の立方骨のアシンメトリーを調整することで

側頭部の下端の左右の高さが合い

耳の高さが揃うとしたらどうでしょう。


立方骨の左右差を調整することで
間接的に耳の高さを合わせる方が

頭を直接動かすより安全です。




無理な小顔矯正などを受けて真っ直ぐに
歩けなくなったと言う話は
決して少なくありません。

頭は強く押してはいけません。



足の甲の真上への膨らみは、
舟状骨のかかと方向への歪みを意味し


足の甲の外側、外くるぶしの前下方が膨らんで
形が悪い場合は
立方骨の位置異常をあらわします。



立方骨は手には無く、有鈎骨(ゆうこうこつ)と相関させます。
下のイラストは、左手のひらです。
緑色に着色してある骨が、有鈎骨です。
薬指と小指の根元の骨になります。
足の薬指と小指の根元の骨は立方骨です。






立方骨が外側に膨らみ外旋する時、



有鈎骨も外側に回旋します。






土踏まずのトラブルは、側頭部の左右の高さが異なります。
土踏まずの左右の形状の差が側頭部の上下差に現れます。






上がっている側の側頭部と同側の土踏まずが減少します。

扁平足が顕著な場合は同側の側頭部が

頭頂方向に歪んでいるのかもしれません。



土踏まずが上がり甲高になる時、

同側の側頭部は下がっているわけで

俯瞰してみますと、例えば左半身は短縮して

右半身は伸張していると言えます。

その場合、短縮している左半身の腰には
違和感を感じるでしょう。




側頭部をあげると、左右の土踏まずの非対称は解消します。

扁平足を治すためにインソールを敷くという
一般的な方法は根治ではありません。




爪先のねじれ、

例えば左の爪先が内側へねじれ混む時



同側のおでこは外を向きます。






爪先の左右の相違はおでこの形に影響を与えます。

外反母趾がある場合は、当然のように

爪先のねじれこみはありますから

おでこのねじれも連想します。



おでこや眉骨のバランス、目の大きさを合わせる時に
爪先のねじれを取ることで
それらを間接的に調整する
ことができます。




足と頭の相関関係がわかれば

安全な方法での骨格調整が可能になります。

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