距骨

  • 足首のゆがみはどなたでも多少はありますが、
    症状が出るほど強いゆがみですと
    調整して治しておく必要があります。

    足首のゆがみのきっかけで多いのは捻挫です。
    1週間くらいで痛みが引いて生活できるようになっても
    骨のゆがみは残ったままと言うことが多いです。

    足首にゆがみが生じますとリンパの流れが滞って
    足がむくみ疲れやすくなります。
    足の骨のズレによって、足首周囲の組織が
    圧迫を受けるからです。

    整体で足の骨を調整するとその場で
    腫れやむくみがひくことは珍しくありません。

    足首を捻挫しますと足底面が内側に向いて
    足の甲が外側に向く方向に捻られるのが一般的ですが、
    それにより外くるぶしが下方(足底方向)に
    下がるゆがみが入ります。

    そして内くるぶしは上方(頭頂方向)に
    上がるゆがみが入ります。

    更に外くるぶしは後方(背中方向)にずれて
    内くるぶしは前方(お腹側)にずれます。

    まとめますと、外くるぶしは後下方に
    内くるぶしは、前上方にずれるのです。

    外くるぶしと内くるぶしのずれを調整することは
    足首の安定を図ることと同じ意味です。

    外くるぶしの骨は腓骨(ひこつ)と言い
    すねの骨である脛骨(けいこつ)に
    寄り添うように付いています。

    腓骨の膝側を見てみましょう。




    上のイラストは、右膝で緑色に着色してある骨が腓骨です。

    腓骨の外くるぶしの方見てみましょう。




    上のイラストは、右の足首を外側から見たもので
    同じく緑色に着色してある骨が腓骨です。
    腓骨は膝側でも足首側でも
    脛骨の少し後ろ側に付いています。

    腓骨のずれ方向を考えますと脛骨の外側を乗り越えて
    腓骨が前方にずれることは構造上考え難いことがわかります。

    腓骨の膝側は、脛骨の外側の縁の少し下側に寄り添うように
    付いていますので、
    構造上腓骨が上方にずれることも
    考え難いです。

    腓骨が下がって脛骨が上がることで
    脛骨の真下にある距骨(きょこつ)と言う骨が傾きます。
    距骨を見てみましょう。




    上のイラストは、右の足首を前面から見たもので
    緑色に着色してある骨が距骨です。
    周囲の骨はわざと透かしてあります。

    距骨はつま先を遠くに伸ばす、またはつま先を手前に近づける、
    いわゆる
    足首の曲げ伸ばし運動を行う時にスムーズに動くように
    働く骨です。

    距骨が傾くことでつま先がまっすぐ
    伸ばそうとしても伸びなかったりします。

    腓骨が下がることで距骨の外側もつられて下がり
    内くるぶしが上がることで距骨の内側も上がります。
    また、腓骨が後方にずれることで距骨の外側もつられて
    後方にずれます。
    内くるぶしが前方にずれることで距骨の内側もつられて
    前方にずれることが多いです。
    結果、距骨の正面は外側を向きます。

    要するに距骨のゆがみは、
    外くるぶしの後下方へのずれと
    内くるぶしの前上方へのずれ方によって決まると言えます。

    距骨は足の甲の高さや偏平足などに影響を与える
    舟状骨(しゅうじょうこつ)と繋がっています。




    舟状骨を指先に辿りますと親指〜中指の3本に繋がります。
    ちなみに、踵の骨の前には立方骨(りっぽうこつ)があり
    直接薬指と小指に繋がっています。

    親指側3本は距骨の、小指側2本は踵の骨のゆがみの影響を
    受けやすいです。

    左右の外くるぶしを含めた腓骨の調整をする事、
    両足の内くるぶしと外くるぶしのバランスを取る事、
    距骨と踵の骨を調整することが足骨調整の最低条件となります。

    例えば右の腓骨が左の腓骨より下方に下がっていても
    内くるぶしは右より左の方が下がっている場合もあります。

    その場合、内くるぶしの調整は内くるぶし同士で、
    外くるぶしの調整は外くるぶし同士でという風に分けて
    考えながら整体調整を行います。

    内くるぶしの上下のずれは例えば骨盤の中心である恥骨のずれや
    鎖骨や後頭骨のずれと関係があります。

    外くるぶしのずれは顎のゆがみ、頬骨や側頭部の高さ違いなどと
    関係があります。

    距骨を含めた足首のずれはたとえわずかでも全身に影響を与えます。


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