京阪寝屋川市駅徒歩3分。
ご予約・お問い合せ:090-2597-7225

こめかみの痛み2

  • 耳の前から目にかけての側頭部の痛み。
    辛いですよね~。
    どなたでも、1~2回は経験したことがあるでしょう。
    一時的な痛みのものから慢性的なものまで、程度は様々。
    下のイラストの緑色に着色してある骨が
    蝶形骨(ちょうけいこつ)です。
    頭を左上から見下ろしたもので見やすいように
    おでこと左の側頭部・頭頂部の骨などを
    透かして見せています。

    蝶形骨は、文字通り蝶が羽を広げたよな形をしている骨です。
    こめかみ部分の骨を取り出してみましょう。

    なんとも複雑な形をしている骨です。
    場所は、目の後ろ側にあります。
    こめかみは左右にありますが、目の後ろで繋がっている
    一つの骨です。

    次は、後ろ側から見てみましょう。

    頭の中央、脳の真下辺りでは後頭骨と結合しています。
    下の2つのイラストは、蝶形骨と後頭骨だけを取り出したものです。

    左前方から見たものです。
    右側が後頭部、左側が顔側になります。

    下のイラストは、左上方から見たものです。
    赤の丸印の所は、蝶形骨と後頭骨の接合部です。
    蝶形骨の位置の狂いが僅かながらも後頭骨に影響を与えるのです。

    デスクワークなどでうつ向く作業を繰り返していると、
    こめかみが前方にゆがみやすくなります。
    凝視していると、効き目のほうが前方に出やすくなりますので、
    その分こめかみのゆがみにもなります。

    こめかみのゆがみは、隣り合う骨、例えばおでこの骨(前頭骨)
    ゆがみに伴って影響を受けることがあります。
    その場合は、おでこの骨も調整する必要があります。

    こめかみの骨である蝶形骨は、僅かな刺激で微妙に変わる
    骨なので触診と手技は気をつけなければなりません。

    辛い時に、こめかみをグリグリ押したり揉んだりする
    人がいますが、オススメできません。

    戻る