めまい



  • めまいやふらつきは女性に多くみられ
    急に頭をあげるとクラっとする
    フワフワした感じがする
    目の前の景色がぐるぐる回るなどの症状が一般的です。

    取り敢えず付けられる診断名として「良性発作性頭位めまい症」が多く
    めまい全体の4割を占めます。

    三半規管に耳石が入り平衡感覚が狂う事でめまいが起こると考えられ
    頭を上下に動かしたり左右に倒すことで回転性のめまいが起き
    黒目が小さな回転を起こす特有の動きが表れます。




    めまいの他に手足のしびれやしゃべり辛いなどがあれば
    脳梗塞などの脳の異常を疑いますので医療機関での精査が必要ですが
    異常なしで戻ってくる事が殆どです。

    稀ですが動悸、息切れ、胸が痛くなるなどがあれば
    不正脈などの心臓疾患を疑いますので
    この場合はかかりつけの担当医に相談しましょう。

    冷え性、多汗などがあれば自律神経の異常からくるめまいを疑いますし
    ストレスや悩みからくる心因性のめまいもあります。

    耳詰まり、耳鳴り、聞こえ辛いなどがあれば
    内耳や中耳など耳の中の器官の異常を疑います。

    耳鼻科領域では特に内耳の機能そのものに原因を求めますが
    精査をしても明確な異常が見つかる事は少なく
    抗めまい薬を処方され様子見を行う方も多いようです。
    薬の効果はある程度あってそのまま治癒すれば良いですが
    以上のように原因は多岐にわたり専門医でも診断が難しく
    有効な治療が見つからずに何年も苦しみ続けている方が多いです。

    頚性めまいは首を通る血管が閉塞される事で起こり
    加齢や食生活による椎骨動脈の動脈硬化が原因と解釈されており
    耳鼻科領域ではポピュラーなものではなく軽視される傾向にありますが
    めまい全体の15%を占めています。

    心臓からに向かう動脈は首の前側にある頚動脈と
    首の後ろ側にある椎骨動脈があります。
    頚動脈はのエラの下にありドラマなどで首の脈を確認するときに
    手を当てる場所です。
    椎骨動脈は脳幹に栄養を送る重要な血管で首の背骨である頚椎の骨の中を
    通っています。

    下のイラストの赤い部分は左の椎骨動脈で首の背骨である頚椎の
    骨の中を貫いているのが分かります。




    脳幹には視覚と味覚を司る神経があって椎骨動脈の血流量が減少する事で
    脳幹に血液が十分に行き届かず平衡感覚の神経に不具合が出る事で
    めまいが起こると考えられ専門的には「椎骨脳底動脈循環不全」と言います。




    文字が二重に見えてぼやけるなどの視覚異常がある。
    飲み込み辛い、舌を噛む、味がわかり辛く料理の味付けが濃くなるなど
    味覚の異常がある。
    横の物を取る、後ろに振り返るなど頭を左右に振り向く動作で
    めまいが起こり「良性発作性頭位めまい症」と同じく
    黒目が不規則に動く特有の動きが表れます。

    加齢と食生活による動脈硬化によって血管が細くなり
    脳幹への血液の流れが悪くなってめまいが起こるとするには
    多少無理があるように思うのは20~40代の比較的若い女性の
    患者さんも多いからでしょうか。

    頚性めまいの方の頚椎のゆがみは一般的な頚椎のゆがみと比べて極端で
    隣り合う後頭骨側頭骨のゆがみと合わせてねじれている場合が多く
    自分で後頭部と耳の後ろの骨の形を触ってみて左右の形状が
    非対称に感じる事は容易く確認できるでしょう。

    頚椎は7つありますが中でも上から1番目と2番目と3番目の頚椎の
    ゆがみが極端で頚椎がねじれる事でその中を通る椎骨動脈にストレスがかかり
    脳幹への血流量が減少すると考える事も出来ますし
    整体施術で頚椎のゆがみを調整する事で首周りの皮膚温度が
    十分に暖かくなる現象を何度も確認しています。

    うつ伏せで診ますと左右の耳の位置が違いますが
    それは耳周りの骨がねじれているからで
    左右にある側頭骨の位置が非対称になっています。

    小脳は平衡感覚と運動機能に関係していて後頭部の凸凹したゆがみは
    内側にある小脳に物理的なストレスを与えるでしょう。
    また小脳の前側には脳幹があります。

    少しのねじれであれば気になる事はありませんし
    左右が綺麗に5:5で整っている方は殆ど居ませんが
    ねじれの程度が極端ですと問題です。

    めまいは全身のどんな病気にでも絡んで起きるものなので
    多角的な視野から原因を探る必要があります。


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